インプラントとは
入れ歯やブリッジと違って噛み心地や外見が天然の歯に近いこと、残った歯を傷めないことが特徴です。
インプラントは、歯をむし歯や歯周病、外傷などで失った場合に、義歯が簡単に外れてこないよう骨に直接維持を求め、天然歯根の代用となる人工歯根です。骨とがっちり結合するので、天然の歯と同等以上の力に耐えることができます。そのため、食事の形態に制限はありません。硬いものでも線維性のものでも自分の歯のように咀嚼することができ、生活の質を向上させることができます。また、入れ歯のようにバネや歯ぐきをおおう部分がないので異物感がありません。もちろん食事のたびにはずして洗う必要もありません。入れ歯とインプラントを併用する場合も、強固な安定が得られ咀嚼の効率が倍増します。
そして、メンテナンスにより長期間の使用が可能で安定した噛み合わせを維持することがで可能です。
こんな方にお勧めします
ブリッジのように隣の歯を削る必要がないので、ご自分の歯を大切にしたい人にもお勧めできます。より快適に過ごしたい方にインプラントはお勧めできます。
しかし、抜歯程度とはいえ、手術を伴うことや噛めるようになるまでに数ヶ月かかること、あるいは健康保険がきかないことなども考慮していただき、納得できないときは他の治療を選択されたほうが良いでしょう。また、あごの骨が極度にやせていたり、病気のある方は管理が不十分なときは、インプラント治療ができないこともあります。
インプラント治療
|
|
埋入手術は局所麻酔下で行います。インプラント埋入手術に伴う不自由さや痛みの程度、およびその継続期間は臼歯の抜歯とほぼ同じです。埋入するとやがて周囲の骨と結合し、安定します。インプラントと骨が結合するまでの間、定期的に検診を行い、状態をチェックします。約6〜24週間でインプラントは周囲の骨と結合されます。その後、ヘッド部を装着して、被せ物を作るようになります。